いのちの水
人間を含めてすべての生物は、水なくして生存しえません。
これは、生物が生きていくための物質の交換、代謝および排泄がすべて水によって行われているからです。
生物の起源が海水の中であり、その後、陸上に上がった生物でも体内では昔の海水環境を維持していることになります。
人体の半分以上が水であることからいっても当然のことです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、体重の約80%が水です。そして成長するに従いその水は徐々に減少していき、成人男性が約65%、成人女性で約60%になります。性別によって違いがあるのは男性に比べて女性のほうが体脂肪の比率が多いためです。
体重の60%が水で、仮に体重が60キロであれば体内のうち36リットルが水ということになります。それだけたくさんの水が私たちの体の中にあるということは、驚きの事実です。
従って、人間が健康な生命現象を遂行するには、十分な量と質の高い水が不可欠になります。さらに、生活環境において、より健康な生活を送るには廻りの水環境が量と質ともに十分でなければなりません。
ここ中国の水道インフラの遅れている状況の中、私たちの身の回りの水をもう一度見つめなおしてみませんか。