上海の水事情
上海(中国)の水と言えば、蛇口をひねるとさびの混じった赤水や生臭い上海(中国)の水。
水道水はもちろん飲めませんが、洗顔や料理、歯磨きなどの場合でも大丈夫だろうかという不安が付きまといます。
そもそも上海の水道設備は租界時代にイギリスから導入されたのが始まりで、1880年代まで遡ります。今でも上海市内で時々水道管から漏水しているのを見かけることがありますが、これは水道管の老朽化によるもので、この水道管の老朽化が上海の水質を悪化させる一つの要因となっています。
一部では50年以上も使用されているものがあるほどです。またマンションの老朽化や、貯水槽の衛生管理の問題でプランクトンや、藻類、雑菌の発生により濁りや匂いの原因につながり、水道水における環境は劣悪としかいえません。
上海に新しく来られた日本人にとって、毎日の生活の上で特に気になるのが水です。
料理に洗濯にお風呂に当り前のように使っている水。上海と日本の水質の違いを理解することが大切になります。